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先月20日に全国高校野球選手権大会が幕を閉じました。
新潟県代表の中越高校は1回戦で敗退したため興味が半減しましたが、 早稲田実業高校の清宮選手が連日のスポーツニュース等で騒がれていたため、何試合かテレビ観戦しました。そうしたなかで3回戦の東海大甲府戦で甲子園での初ホームランでインタビューを受けた時次のような発言がありました。
「自分はまだこんなものじゃない。もっと期待してもらい、応えたい」
色々な捉え方があると思いますが、私は少し傲慢さを感じました。自分を 評価するのは他人であって、自分から言うべきことではないと思うからです。
ところが、準決勝で仙台育英に7−0で敗れました。その後のインタビュ ーで次のように言っています。
「本当に上級生の皆さんと野球できないことが悔しくて仕方ない」
「今の3年生がいなかったら、今の自分はないと思う。感謝しても仕切れない存在で、生まれ変わってもう1回野球が出来るなら、この上級生の皆さんと野球がやりたい」
「こんなもんじゃあ終われない。もっともっと練習して、パワーをつけて、絶対、戻ってくるんだと思った。もっと成績を残せるようなバッターになりたい」
この言葉を聞いたとき、負けて本当に良かったと思いました。あのまま勝ち進んでいたら、更に傲慢さがパワーアップしていたのではないかと思うからです。一流の人は「謙虚にして驕らず、更に努力を」といった心構えが必要です。
自分自身を鼓舞する発言は良いと思いますが、自慢ばかりする人は3流と言わざるを得ません。 もともと、才能のある子なので今回の敗戦をきっかけに更に人間的に大きくなって成長していってもらいたいなと思いました。
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